日本右翼勢力は、米国は「アジア太平洋に回帰」して中国を封じ込めるために日本の力を必要としており、日本を際限なく大目に見て、黙認すると考えている。もし歴史に対して無知、または選択的健忘でないのなら、日本右翼勢力は中国侵略期に日本は「東亜新秩序」「大東亜共栄圏」の旗印を掲げたが、米政府は日本の真珠湾攻撃前の最後の対日交渉で、もし「東亜新秩序」を承認してほしいのなら、まず中国から軍を撤退しなければならないと日本側に明確に告げたことを知っているはずだ。これは当然、日本軍国主義政府の受け入れられる条件ではなかった。安倍政権は、21世紀最初の10年間に日本政府の打ち出した「東アジア共同体」構想に、米国政府が反対を表明したことをよく知っているはずだ。歴史がすでに再三証明しているように、日本は米国の設定した範囲内で行動してのみ、米国から受け入れられるのだ。安倍の靖国参拝後、米政府が耳を貸さぬ彼の行為に当然不満を抱き、直ちに「失望」を表明したうえ、国防相の電話会談を見合わせ、米国の主流メディアも非難を加えたことは、その最近の例だ。
靖国神社に祀られている14人のA級戦犯は、日本に侵略された国とその国民に危害を加えただけでなく、日本の国運も葬り去った。もし安倍にまだ歴史的知恵が少しでも残っているのなら、「亡霊参拝」には何ら未来がないことを知っているはずだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年1月19日