「誰がヴォルデモートか?」。イメージを喚起するこの鋭い質問が現在、国際メディアを舞台とする中日両国間の論争を主導している。中国の劉暁明駐英大使が英紙デイリー・テレグラフへの寄稿で初めて日本軍国主義を「ヴォルデモート」に喩えて以来、「魔」を批判する側と擁護する側との対決が中日間で一段と激化している。数日間の「沈黙」後、日本の林景一駐英大使も劉大使を「まねて」、デイリー・テレグラフに寄稿し、「中国は恐らくアジアのヴォルデモートになる」と中国に濡れ衣を着せた。「中日大使が英紙上で開戦」と呼ばれたこの勝負で、新しい発想に乏しいうえに矛盾だらけの林大使の主張はいくらも共鳴を得なかった。環球時報が伝えた。
1月8日には国際的なテレビ番組英BBC「ニューズナイト」で、両大使は直接顔を合わせない論戦を繰り広げた。正義と真理を代表する中国の声が再び優勢を占めた。わずか8分間のインタビューで両大使は完全に異なるメッセージを発した。番組放送後、英国の視聴者とネットユーザーからは大きな反響があった。ハンドル名「hlshcd」氏は「劉大使の完勝だ」と指摘。「jun xu」氏は「劉大使の回答は筋が通っており、大変素晴らしかった。今回の論戦の最良の人選だ」と指摘した。ある英国のネットユーザーは「劉大使の発した中国の声は世界を感服させた」と指摘した。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年1月13日