2014年1月17日  
 

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ホワイトカラー、年末ボーナスの実態は?

4割が「5千元未満」、満足度トップは広州、最低は北京

 2014年01月17日15:10
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 中国の人材サイト大手・智聯招聘が16日に発表した「2013年ホワイトカラー年末ボーナス調査報告」によると、調査の対象となった1万43人のホワイトカラーのうち、「昨年中に年末ボーナスを受け取った」と答えた人が全体の46.47%に達した。また、ボーナスの額については、「1千元から5千元(約1万7千円から8万6千円)」の人が32.64%を占めた。広州日報が報じた。

○ホワイトカラーの4割、「年末ボーナスは5千元未満」

 智聯招聘による調査は、昨年12月中旬から1カ月間実施され、計1万43件の有効回答が回収された。このうち、すでに年末ボーナスを受け取った人の割合は46.47%だった。

 ボーナス額に注目すると、「1千元(約1万7千円)未満」と答えたホワイトカラーは全体の1割強(10.54%)、「1千元から5千元(約1万7千円から8万6千円)」が最多で32.64%を占めた。このほか、「5千元から1万元(約8万6千元から17万円)」が19.05%、「1万元から2万元(約17万円から34万円)」が19.39%、「2万元(約34万円)以上」が18.38%だった。

 現金ではなく物品で年末ボーナスを受け取ったホワイトカラーも少なくなかったが、物品によるボーナス支給は、あまり歓迎されず、物品で受け取った人の2割近くが不満を漏らしている。不満に思う理由については、「支給された物品が安すぎる。見た目は悪くないが、なんだか上手く丸め込まれたような気がする」という声が多く挙がった。

○ボーナスに対する満足度、トップは広州

 智聯招聘は、今回初めて、年末ボーナスに対するホワイトカラーの満足度に関する調査を行った。回答者の平均は5点満点で1.75と、かなり低い結果となった。調査が行われた28都市のうち、満足度が最高だったのは広州(2.47)、最低は北京(1.34)、上海は最低から3番目(1.49)だった。ボーナスに対する彼らの不満は、「配分が不公平で額が少ない」という点に集中していた。

 ホワイトカラーにとっての年末ボーナスの重要度調査において、広州が最低(3.61)だったことは、注目すべき現象だ。トップは北京(4.37)で、上海(4.24)がこれに続いた。

 智聯招聘の専門家は、「ホワイトカラーが報酬・福利厚生水準を測る上での年末ボーナスの重要度は4.00に達し、年末ボーナスが彼らにとって非常に重要であるという事実が見て取れる。北京や上海などの大都市で働くホワイトカラーが年末ボーナスを非常に重視していることは、ボーナスの額に簡単に満足できない状態を示している」とコメントした。

 北京や上海と同じ大都市であるにも関わらず、広州だけ状況が違うのは何故なのか?智聯招聘のシニア職業コンサルタントを務める祝紅艶氏は、「これは、都市の特徴・文化風習と関係がある。広州では、新年を祝う習慣が、他の大都市より重視されており、『開門利市(新年の仕事始めに社員に配るご祝儀)』など、大振る舞いをする企業が多い。北京や上海の企業には、このような習慣はない」と指摘した。

 とはいえ、広州の満足度が高いと言っても、「どんぐりの背比べ」に過ぎない。全体的な満足度はかなり低く、最高の広州でも2.47にとどまっている。一方、重要度では、全体的に年末ボーナスを重視する傾向にあり、軒並み3.6を上回った。(編集KM)

 「人民網日本語版」2014年1月17日

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