国家発展改革委員会主任「過剰生産能力の解消は今後の重点」
第12期全人代第1回会議の6日の記者会見で、国家発展改革委員会の張平主任が経済・社会発展とマクロコントロールに関する質問に答えた。
■過剰生産能力の解消は今後の経済構造調整と経済発展方式転換における重点
張氏は過剰生産能力の問題について次のように述べた。
わが国は30年余りの発展を経て、すでに製造業大国となった。いくつかの業界、産業は過剰生産能力を抱えている。国際的には一般的に、生産能力利用率は80-85%の状態が合理的と考えられている。鉄鋼、セメント、電解アルミ、板ガラス、コークス業界の利用率はわずか70-75%で、過剰生産能力を抱えている。
過剰生産能力は資源、労働創造を浪費し、企業、産業そのものも大きな困難に直面する。過剰生産能力の解消はわれわれにとって現在および今後一定期間の経済構造調整と経済発展方式転換における1つの重点だ。
ある意味において現在の過剰生産能力は構造的なものであり、企業の質を高めることで解決する必要がある。合併再編を通じて過剰生産能力の一部を解消する。優れた生産能力によって、立ち後れた生産能力の一部を淘汰する。企業が海外で事業を行い、生産能力の一部を移転することを後押しする。複数の対策を同時に進め、過剰生産能力問題の解決に努力するとともに、この過程において社会の安定と従業員の権益を守り、経済発展を持続的で健全な軌道に一段と乗せる。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年3月7日