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人民日報「新年会を開くべきか否かの鍵は『節約』」 (2)

 政府機関の新年会は、国民の税金で行われる。新年会を取りやめる、あるいは簡素化することは、国家全体や社会にとって良い事に違いない。企業にとって、節約に努めるけれども中身は大いに盛り上がる新年会を開くことで、従業員の士気が上がり、彼らの心が一つにまとまり、心身ともにリラックスして整い、お互いの交流が深まるといった効果が期待される。今後、どのような新年会を開くかに関する自由度は、さらに高まるであろう。

 社会学の専門家は、「独立経営の企業にとって、新年会は、従業員の心を管理する上でなくてはならないものだ。どのような内容の新年会にするのかは、それぞれの企業が決定すれば良い」と指摘した。

 中国人の「舌の上の浪費」は、一朝一夕にでき上がったものではない。年末に集中する消費や宴会は、そのうちの一例にすぎない。新年会の規模縮小は、「浪費と贅沢の縮小」が目的であり、「節約と勤勉」を提唱する。

 新年会が簡素化され、公金による消費が急激に減少している状況においても、一般市民の飲食市場は依然活況を呈している。業界内で起きたこれらの変化や対比に関して、飲食業界の専門家は、「『舌の上の浪費』を戒める動きは、短期的には業界にダメージをもたらすであろう。しかし、長期的スパンで見れば、この風潮は、業界にとってマイナスでしかない、とは決して言えない。消費者層の変化によって、飲食企業の構造調整やモデルチェンジが促され、従来の公金による消費に頼った売上から脱却し、新たな売上増の糸口が見つかる可能性がある」と指摘した。

 また、ある専門家は、「節約は、国情や民意に沿うものであり、一時的なブームに終わるのではなく、長期的なすう勢となる。従って、飲食業やイベント企画業は、この風潮に対する『転ばぬ先の杖』を準備する必要がある」と提言した。(編集KM)

 「人民網日本語版」2013年2月5日

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