中国、年末年始チベット旅行が人気に (2)
ラサ市の各大手旅行社を取材してみると、観光客にチベット文化を存分に体験してもらおうと、チベット族の家を訪問し、「古突」を味わうツアーやお経を唱えながら街を歩くチベット仏教の信者に着いてトゥルナン寺や財宝の神「タプチ・ラモ(チャーチ・ラモ)」を祀るタプチェ・ラモ寺に行き、幸福を祈るツアー、チベット3大ゲルク派(黄教)寺院のセラ寺やデプン寺に行き、お経を読む儀式や現地名物の料理を作る過程を見学したりするツアー、岡巴拉雪山に登り、ラプシェ飾り体験をするツアーなど、各種ツアーを用意していた。
冬のチベットは観光オフシーズンであるため、ホテル代や交通費が安価で観光客も少ない。チベットの冬は想像しているほどの厳しい寒さはなく、ラサ市では日中、明るく、柔らかい太陽の光に照らされ気温が10度以上になることもあり、日照時間も長い。「サンシャインシティー」と呼ばれているのもうなずける。また、観光スポットの入場料も、オンシーズンに比べて安い。例えば、世界遺産に登録されているポタラ宮は200元(約2800円)が、半額の100元になっている。また、観光客が少ないため、長い列を作る必要もない。団体客向けに、料金割引のサービスを実施している航空会社もある。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年2月6日