中国の某ウェブサイトは20日、中国版ツイッター「微博(ミニブログ)」で、「『幸せコスト』に関する調査研究白書」を発表、ネット上で話題になっている。ネットユーザーはあまねく、「幸せコスト」は、財産的基盤、社会保障、感情の発生背景などを含んでいると認識しており、このうち、住宅・医療・教育・老後生活が、「幸福感」に最も直結するキーワードとなっている実態が、この白書から明らかになった。北京日報が報じた。
■幸せになるための最も重要な物質的基盤は「マイホーム」
-----ネットユーザーの15%「結婚時にマイホームを購入」
「幸せになるために最も重要な物資的基盤は何か?」の問いに対するネットユーザーの答えは、「マイホーム」だった。白書の統計データによると、幸福のための物質的基盤に関する話題になった時、ミニブログユーザーが最も多く取り上げたのは「マイホーム」で、10%を占めた。「自分の幸せとマイホームとは一切関係がない」との見方を示したネットユーザーはわずか7%だった。
「自分の家がある、というのが大前提だ。その上で、初めて仕事に打ち込むことができる。マイホーム抜きで、家庭の幸福を云々することはできない」-----。ユーザーネーム「向日葵(ひまわり)」さんは、大多数のネットユーザーの心境をこのように代弁した。「マイホームを手に入れて初めて家庭を持てる」という伝統的な観念が、中国人の心の奥底に根強く残っている事実が、白書によって浮き彫りになった。
「マイホームそのものと幸福との関係」以外に、「マイホーム購入と結婚」という話題でも一部のネットユーザーが盛り上がったことは注目に値する。「マイホーム購入と結婚とは切っても切れない関係にある」と答えたネットユーザーは15%に達し、ミニブログユーザーは総じて、結婚するための必須条件のひとつに「マイホーム購入」を挙げた。「もうすぐ結婚を控えているが、最初にすべきことはマイホームの購入だ。相手の女性は、何よりも住む家を求めている」「結婚するには家を買う必要がある。家を手に入れることができなければ、結婚どころではない。結婚できなければ、幸せな家庭など夢のまた夢だ」。白書によると、「マイホーム」は、結婚・家庭などの言葉と密接に関係しているだけはなく、愛情・子供などの言葉とも同じ範疇に組み込まれ、「幸せコスト」と深く関係する何よりも重要な物品となっている。
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