西南大学、「平日ゲームとネットショッピング禁止」のクラスが出現で物議
重慶市西南大学の学生会は3日夜、中国版ツイッター「微博(ミニブログ)」の公式アカウントで、「化学化工学院2012級化学類一班は6日から、月曜の午前7時から金曜の午後5時まで、男子学生のオンラインゲーム、女子学生の映画観賞、ネットショッピングを禁止する」と発表。「学生委員会が不定期に見回りを実施し、違反者に対しては罰金5元(約75円)を科す。罰金はクラスの活動に使う」とした。同ルールを設けた理由に関して、同クラスの班長・顔城さんは、「ミニテストの成績がクラス全体で悪かったから」と述べている。重慶晨報が報じた。
同ツイートによると、「昼休みと授業の時間以外、寝室のカギをかけることも禁止」だ。同ルールが投稿されると、ネットユーザーらの間ですぐに話題に。ただ、「この学生委員会の決定を支持する」という声がある一方、ほとんどのネットユーザーが「もう18歳を過ぎているのに、なにをするか、他人が干渉する必要があるのか。オンラインゲームをしたり、映画を見たりするのは個人の選択。大学とは自分自身でどう選択していくかを教えてくれる所。大学が学生委員会に管理を頼らないといけないなんて、教育の後退だ。女子学生がネットショッピングをする時にはさまざまな判断力が必要だし、オンラインゲームをしてお金を稼いでいる人もいる。全てを否定してしまってはいけない。大学とは選択することを教える場所。成績が優秀だからといって、後で何の後悔もしないというわけではない」などと、否定的なコメントを寄せている。
前出の顔さんは5日、取材に対して、同ルールを設けた理由に関して、「テストの成績があまりに悪かったから」と釈明し、「学生委員会の苦渋の決定」であることを強調。「4月末、分析化学の先生がミニテストを実施した。でも、クラスの学生47人のうち、合格したのは4分の1だけ。そんなに難しいテストではなかった。テスト問題のほとんどは授業で使われた教材に入っていた内容で、授業を真面目に聞いて、ちょっと復習をすれば、なんの問題もない」と説明した。そのため、顔さんは4月29日から5月1日の労働節連休の間に、学生委員会のメンバー8人(男4女4)を集め、話し合いを行ったという。同メンバーも寮で暮らしているため、クラスメートの状況を把握しており、自己管理ができない学生が多いことを発見。「男子学生25人のうち、3分の2はオンラインゲームが好き。やり始めると、午前中ずっとしている学生もいる」。顔さん自身もオンラインゲームが好きで、寝室に戻ってルームメイトが遊んでいるのを見ると、思わず自分もパソコンを広げて遊び始めてしまうこともあるという。一方、学生委員会のメンバーの一人、余敏さんによると、「女子学生はテレビドラマやネットショッピングが好きで、テレビドラマにはまり、夜遅くまで見ている学生もいる」。そのため、話し合いの結果、オンラインゲームやネットショッピングを禁止するルールを設けたという。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年5月7日
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