上海の大学で大学院生がルームメイトに毒盛られ死亡
ルームメイトに毒を盛られ危篤に陥っているとして、15日から中国のメディアの注目を集めていた復旦大学上海医学院の大学院生・黄洋さんが4月16日午後3時23分、同大学附属の中山病院で亡くなった。黄さんは同大学で、臨床医学の研究をしていた。人民日報が報じた。
黄さんが亡くなったのを受け、同大学は中国版ツイッター「微博(ミニブログ)」の公式アカウントで、状況を伝えると共に、哀悼の意を表した。
■逮捕のきっかけは同級生の通報
同大学はミニブログで、「1日、当校の医学科に通う黄洋さんが、体調不良のため、病院で診断を受けた。病院側は、数人の医者が診断するよう手配し、病理学検査も行ったが、原因は分からかった。その後11日、警察が黄さんの寝室にあったウォーターサーバーの水から有毒化合物が検出された。12日、ルームメイトの林容疑者の犯行である疑いが強まった」と発表した。
黄さんは、本科(4年制)の時から、同大学で臨床医学を専攻し、上海医学院が7日に発表した2013年博士課程入学第2次試験の受験者名簿に名を連ねていた。