2013年5月15日    ホームページに設定人民網モバイルニュース配信メールマガジン登録I-mode登録中国語版日本版
人民網日本株式会社事業案内  更新時間:14:10 May 15 2013

米駐中国大使夫人、「夫人外交」で両国関係を支える

 米国の駱家輝・駐中国大使の妻・李蒙夫人はメディア業界出身で、米国のテレビでキャスターを務めたこともある。そんな、李夫人は中国に戻ってから、「インターネットインタビュー」を通して、「夫人外交」を積極的に実施している。ある中国国際問題の専門家は、「李夫人はインターネットを通じて、文化の分野における著名人と意志の疎通を図り、中米の民間交流を促進している」と評価している。環球時報が報じた。

 筆者は13日、広州を訪問中の米ソプラノ歌手ルネ・フレミングも出席する駱大使のプライベートパーティーに参加した。同席で、李夫人はフレミングへのインタビューを司会した。

 インタビューの中で、筆者が「中国では、子供にピアノを習わせる保護者が多いが、そうすれば子供が将来成功するのに役立つか」と質問すると、フレミングは「子供を教育するに際して、前提となるのは子供がある事に対して、強い関心を示し、本当に学びたいと思っていること」と回答。すると、李夫人がすかさず、「常にオールAの成績を求めスパルタ教育を行う『タイガー・マザー』の事を念頭に置いているのか」と質問すると、フレミングは「そう。子供に勉強を強要しても、あまり效果がない。両親は子供が心から関心を持っているものを見つけなければならない」と指摘した。

 同インタビューの内容は今後、米国国務省の公式サイトにアップされる予定。 李夫人によると、「(インタビューは)主に文化の分野における著名人に重きを置いており、最近では、第39代米国大統領・ジミー・カーター氏もインタビューした。同分野の直接対話・交流は、プレッシャーも少ない」。

 筆者が李夫人に「スターになりたいか?」と質問した際、近づいてきた駱大使がこの質問を耳にし、言葉は発しなかったものの、大きく口と目を開き、なんとも言えない表情をしていた。それを見た李夫人は、大笑いしながら、「私の主な役割は、自分にできる外交をして、使館の役に立つこと」と語った。

 大使夫人になる前、李夫人はニュースキャスターや記者を務めた経験があり、「さまざまな質問をしても、女性記者なら、相手も受け入れやすく、喜んで答えてくれる」と女性のメリットを語った。

 一方、国際問題を専門に扱う中国のある専門家は「前米国駐中国大使の洪博培氏のプライベートパーティーとは違い、駱大使は夫人の特徴を大いに生かしている。『夫人外交』を通して、中米の民間交流を促進している。李夫人の『インターネットインタビュー』は中米のインターネットの発展の新たな流れにも則している」と高く評価している。(編集KN)

 「人民網日本語版」2013年5月15日

印刷版|コピー|お気に入りに登録
  • 分かち合うへrenren.com
  • 分かち合うへt.qq.com
みんなの感想

名前

コメントを書く コメント数:0

   

最新コメント
  週間アクセスランキング
  評 論
  中国メディアが見る日本 
  おすすめ特集

地方情報

北京|天津|上海|重慶|吉林|遼寧|河北|山西|山東|河南|江蘇|浙江|安徽|福建|江西|湖北|湖南|広東|広西|海南|四川|貴州|雲南|西蔵|青海|陝西|甘粛|寧夏|新疆|香港|澳門|台湾|黒竜江|内蒙古