きょうの人民日報「微博」--歪んだ気風を正す
27歳で湖南省湘潭県の副県長となった徐韜氏や22歳という若さで安徽省望江県の中国共産主義青年団委員会副書記になった常駿生氏の選抜過程が不透明で、親のコネが利用されたのではないかとの疑惑がこのほど、相次いで浮かび上がった。実際のルールではなく、見えない掟「潜規則」が社会を大きく動かし、コネなどをうまく利用する人が大きな利益を得る一方、正直者はバカを見る中国の現実。公平なルールが力を発揮し、公平に機会が与えられなければ、一般市民は夢を持つことができず、社会に正しい気風は存在しない。
【コネ人事改善のため「官僚に確固とした態度が必要」】劉雲山・中共中央政治局常務委員はこのほど、河南省を訪問し、農村の老人ホームの情況などを調査。その際、「実際のルールではなく、見えない掟『潜規則』が社会を大きく動かしている。誰かを選抜したりする際、厳格な基準や規律に基づいて、厳格な手順を踏まなければならない。そして原則や掟に基づいて物事を行わなければならず、例外があってはならない。『融通を利かしている』とか、『異例』などと言って、自分の利益を追求するようなことは絶対にあってはならない。官僚らは勇気を持って自分の責任を果たし、確固とした態度で、歪んだ気風を正さなければならない」と指摘した。