今後3日間、強い雨が降る見通し 中国東北部
黒竜江省水害防止指揮部は25日、黒竜江主流の中で現在最も水位が高い流域は、綏浜県忠仁鎮から撫遠県にかけての流域で、同流域では100年に一度の大洪水が発生したと発表した。同流域では、27日にも最高水位の記録が更新される見通しという。人民日報が伝えた。
松花江の増水状況は、日を追って緊迫化している。松花江幹流にあるハルビン水文調査所は、26日に最高水位の119.50メートルに達すると予想している。間もなく到来する最高水位に対応するため、ハルビンの有名観光地・太陽島風景区は、24日から一時閉鎖されている。
嫩江幹流では今のところ、全域で水位がピーク時よりやや下がっており、甘粛省甘南チベット族自治州より下流では、危険水位を0.31メートルから1.12メートル上回る状況にある。
中国中央気象台は、東北地区中南部など北方地域で今後3日間、西から東に移動する雨雲によって雨が降ると予想している。降雨は27日から28日にかけてがピークとなり、局地的には豪雨となる見通し。黒竜江・松花江流域および第ニ松花江流域では、降雨と上流からの水によってもたらされる洪水・浸水災害に対し、引き続き警戒する必要がある。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年8月26日