クーラーのきいた部屋に1日中いると肥満の原因に
1日中気温20度以下の部屋で過ごしていると、新陳代謝が悪くなり、加えて運動量が減るためエネルギーの消費量も減り、肥満傾向になる可能性が高くなる。天津日報が報じた。
気温が低い環境下では、脂肪の消費量が減る。統計によると、気温が1度下がるごとに、新陳代謝の速度が5%落ち、体の脂肪やデンプンの分解能力も下がる。そのため脂肪やデンプンが溜まりやすくなる。
また、厳しい暑さの日にはジュースなどを飲むことが多くなるほか、アイスクリームなどを食べて、一時の涼しさを求める。しかし、ジュースやアイスは糖分が高いうえ、胃や腸が冷えると脂肪や淀粉の分解効率が落ちる。
さらに、クーラーをかけている部屋は通気性が悪くなりがちで、室内の二酸化炭素の濃度が上がる。そして、酸素が不足し、脂肪やブドウ糖が燃焼しにくくなり、これまた脂肪が蓄積する原因となってしまう。
つまり、肥満防止のためには、室内の温度を高めに調節し、適度な運動をしなければならないのだ。暑いからといって、クーラーのきいた部屋にこもるのは避け、運動をして、脂肪の蓄積を防がなければならない。室内の温度は、25-27度が最も適切で、室内と室外の温度をほぼ同じにしておくのがいい。室内と室外の温度の差が大きすぎると、体調を崩しやすい。クーラーのきいた部屋でしばらく過ごした後は、必ず屋外などで体を動かし、新陳代謝を促進しなければならない。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年8月30日