北京の故宮博物院、来年より毎週月曜日休館
中国を代表する観光名所で、ユネスコの世界遺産(文化遺産)にもなっている北京の故宮博物院は18日、2014年1月1日より毎週月曜日を休館日にすることを発表した。法定の祝祭日や夏休み期間中(7月1日-8月31日)は月曜日も営業する。北京日報が報じた。
同博物館は2002年より大規模な改修工事を実施してきたものの、古い建築物の約半分が今も改修を必要としている。そのため、同博物館は休館日を改修を実施する機会としたい考えだ。スタッフらは今後、古い建築物や文化遺産の点検や手入れを展開し、定期的にさまざまな設備の保護も行う。
同博物館は今年、オフシーズンとなる1-3月の期間、法定の祝祭日を除いて月曜日を休館にする試みを実施した結果、観光客のいない状況で古い建築物の修繕や文化遺産の保護を行うことができ、期待していた効果を得ることができた。同博物館によると、閉館にすることで得られるその積極的な効果を強化、拡大するため、来年から毎週月曜日を閉館日とすることに決めた。さらに、閉館日を設けることで、国務院が今年4月に承認した「平安故宮」プロジェクトを全面的に実施する空間と時間が生まれると期待されている。また、古い建築物や文化遺産の安全や健全な状態を保ち、観光客によりよい環境を提供することが期待されている。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年11月19日