上海市民は今後、家庭から出るごみを規定通り分別しなければ、罰せられることになった。10日午前に開催された上海市政府の記者会見において、「上海市生活ごみ分類減量規則」が5月1日から施行されることが明らかになった。同弁法によると、ごみ回収費の徴収は当面行われないが、違反者の責任と処罰の詳細について明確な規定が設けられた。人民日報が報じた。
同弁法によると、生活ごみ分類・収集の各段階において、定められた責任を果たさない者は、処罰の対象となる。生活ごみ収集所の管理責任者が、分別されていないごみをそのまま集積所に運搬した場合は、城管(都市管理)法律執行部門から指導・改正命令を受ける。その命令に従わない場合は、1千元以上3千元以下(約1万6千円から4万8千円)の罰金が科される。分別ルールに従わず生活ごみを投棄した個人に対しては、注意・指導が行われる。従わない場合は、50元以上200元(約800円から3200円)の罰金に処される。
だが、関連部門の担当者は、「処罰条項は、施行日から一律に適用される訳ではなく、段階的に適用される。施行当初は、ごみ分類を正しく行った企業や個人に対し、精神的・物質的報奨を与え、ルール違反を犯す人には、制止や教育的指導を行う。かなり劣悪な個別ケースに限り、法的処罰を科す方針だ」と話した。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年4月11日