国家統計局はこのほど31省・自治区・直轄市の2013年国内総生産(GDP)データを相次いで公表した。広東省は6兆2164億元で、前年に続いて全国トップだった。天津市と貴州省は増加率が12.5%で全国の首位に立った。前年に比べ、各省区市とも増加率が鈍化している。新京報が伝えた。
▽GDP上位10位は変化なし
12年と13年のGDPを比べると、ランキング上位10位には変化がなかった。
トップの広東省は6兆元の大台を突破して6兆2164億元に到達した。2位の江蘇省は5兆9161億8千万元、3位の山東省は5兆4684億3千万元。3省とも前年より増加した。
6位の河北省から12位の上海市までGDPは約2兆元だった。13年に「2兆元クラブ」に新しく仲間入りしたのは福建省の1カ所にとどまった。
GDPが1兆元に満たなかったのは西蔵(チベット)自治区、青海省、寧夏回族自治区、海南省、甘粛省、貴州省、新疆維吾爾(ウイグル)自治区。
毎年、各省区市のGDPランキングが発表されると、広東と江蘇のトップ争いに注目が集まる。
昨年は江蘇のGDPが広東より約3千億元少なかったが、増加率は江蘇が10.08%、広東が7.25%だった。
だが現在では、広東も江蘇も現状維持にとどまり、13年のGDPの開きは以前として3千億元ほどだった。
▽内蒙古の経済成長ペースが目立って鈍化
31省区市のGDP増加率ランキングでは、天津と貴州がともに1位で増加率は12.5%だっった。北京市と上海は最下位で7.7%。
12年の増加率首位は内蒙古(モンゴル)自治区で15.1%だったが、13年は9%に下がった。
経済成長モデルの転換や構造調整の必要性から、過去2年間は国も地方も経済成長ペースが鈍化した。12年と13年のGDP増加率を対比すると、低下率が最も大きいのは内蒙古だった。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年4月5日