2014年4月3日  
 

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STAP論文ねつ造、日本学界に衝撃

中国メディアが見る日本

 2014年04月03日10:17
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 日本の理化学研究所(理研)調査委員会は1日、調査結果を発表し、傘下組織、発生・再生科学総合研究センター(CDB)の小保方晴子(おぼかた・はるこ)ユニットリーダーがSTAP細胞論文を改ざん、ねつ造した不正行為があったと認定した。STAPは一種の新型「万能」細胞で、その名は「刺激惹起(じゃっき)性多能性獲得」の英文頭文字。人民日報が伝えた。

 理研は、論文中に細胞の万能性を示す1枚の画像が3年前、小保方氏により別の目的で博士論文において使用された過去があり、今回の行為を「ねつ造」と認定した。またもう1枚の実験画像を切り貼りした行為を、「改ざん」と認定した。調査委員会は、小保方氏のこれらの不正行為は、「科学の本質を歪曲し、『研究』の二文字を汚した。また国民の研究者に対する信頼を著しく損なった」と指摘した。

 今年1月末、小保方氏が率いる課題ユニットは、一種の全く新しい「万能細胞」STAPの作製に成功したと発表した。その作製方法は簡単で、マウスの脾臓から取り出したリンパ球を紅茶のPH値に近い弱酸性溶液のなかに25分浸し、数日間培養したのちに、新細胞が出現する、というものだった。

 それまで科学界では、細胞の機能をいったん固定すると、この程度の刺激では「万能細胞」に変成するのは不可能、と認識されていた。よって、この成果は生命科学の常識を覆す新時代の重大成果と認められた。1月29日、研究成果は英科学誌「ネイチャー」電子版に掲載された。

 論文発表から間もなく、一部の外部専門家は、論文中の画像が不自然で、加工された疑いを指摘した。また一部の海外の同分野論文で紹介された方法で改めて実験を行ったところ、結果を再現するのは無理だった。理研はただちに研究過程について調査を行い、論文画像には確かに流用が認められ、また保存された細胞サンプルから、実験とは一致しない遺伝子が検出された、と認めた。

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