25日、日本を訪問中のオバマ米大統領と日本の安倍晋三首相は共同声明を発表し、「釣魚島(日本名・尖閣諸島)に米日安全保障条約が適用される」とした。この考えを米大統領が明確に表明したのはこれが初となる。中国外交部(外務省)の責任者は同日、米日の駐中国大使を呼び出し、厳正な申し入れを行った。人民網が伝えた。
このニュースが報じられると、中国でも大きな反響があった。ネット上に相次いで意見が寄せられ、抗議・非難の声があちこちで上がった。
多くのネットユーザーは、中国は自国の領土を断固として守るべきとの見方を示している。ネット上に寄せられた意見の一部は以下の通り。
xueqingzhao2013さん:
断固として釣魚島の主権を守り、侵犯を許さないとする、中国外交部・国防部(省)の意見を支持する。釣魚島は古来より中国固有の領土。日本による「島購入」の茶番は違法で不当であり、中国の領土をめぐり、密かに共同防衛協定を結んだ米日のやり方は論理的に意味が通らない。彼らは必ずや敗北するだろう。
天涯涯何処望神州さん:
釣魚島は中国固有の領土であり、中国が争う余地のない主権を有している。釣魚島問題における日本のやり方は違法であり、無効だ。いかなる者も、自国の領土の主権と海洋権益を守るという中国の決心・意志を揺るがすことはできない。
大愛法拉利さん:
中国海警は釣魚島領海内で引き続き巡航を行い、日本の船舶を追い払い、領土を守るべきだ。
一方で、中国に口出しする米国のやり方を非難する次のようなコメントもあった。
HappyS05S003さん:
釣魚島は古来より中国固有の領土だ。米国が口を挟むいわれはない。米国の近頃の態度は中日関係、中米関係に悪影響をもたらすだろう。アジア太平洋の安全に対する無責任な態度だ。
反日世界華人保釣聯盟さん:
米国の最近の態度は、友好的・平和的な中日関係に対する無責任を表すものであり、アジア太平洋の安全に対する無責任を表すものだ。中国の島嶼の問題は中国が解決するべき。米国は自由と民主主義を重んじる国家だが、釣魚島は中国の玄関先にある。郷に入っては郷に従えと言うが、他人の玄関まで来たからには、他人の規則に従わなければならない。あまりに自由すぎて聞き分けがないようなら、「しつけ」が必要だ。(編集SN)
「人民網日本語版」2014年4月30日