日本・九州の大分市のある商店街では、透明な公衆トイレが注目を集めている。この箱型の公衆トイレ(写真参照)は人が入ったのを感知してガラスが自動的に不透明になり、使用者のプライバシーを保護する。これは日本の町に登場した初めての公衆トイレだ。北京晨報が伝えた。
透明な公衆トイレは高さ約2メートル、幅約1メートル、深さ約2メートルで、内部には便器やおむつ交換台が設置され、1人用で男女とも利用することができる。トイレ内に人がいない時は外から丸見えだが、人が入るとトイレの中のセンサーが感知し、ガラスが不透明に変化する。センサーは人間の動きを35秒感知しないと、ガラスが透明に戻る。
ところがこの透明な公衆トイレは稼動後、思わぬハプニングに遭遇した。市民によると、ある女性が体調不良でトイレの中でじっと動かなかったところ、ガラスが透明になって外の人から見られてしまったという。
商店街協会ではこうした状況が再発しないように、公衆トイレの入り口と内部に注意書きを掲示している。協会の榊原孝真副理事長は「センサーは小さな動作でも感知できるので、正常に使用するのに問題はない。心配せずにご利用下さい」と語る。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年5月5日