米フォーブス誌(中国版)は4月21日、2014年中国長者番付を発表した。鴻海グループの郭台銘董事長(会長)は1600億台湾ドル(約5400億円)の資産を所持しているものの、台湾では3位にしかならない。 |
英紙サンデー・タイムズの調査結果によると、資産額が10億ポンド(約1700億円)を超える「億万長者」が最も多く居住している都市はロンドンだった。驚くべきは、人口わずか261万人の台北市になんと15人もの億万長者が住んでいることだ。この数は人口2千万人以上の北京と並び、世界8位となった。台湾メディアの報道を引用して中国台湾網が伝えた。
同ランキングによると、億万長者が最も多く居住しているのはロンドン(72人)で、次がロシアの首都・モスクワ(48人)。3位は米国ニューヨーク(43人)となった。
サンデー・タイムズ紙は「英国社会は金持ちを嫌う雰囲気があまりなく、人文・芸術資源も豊富であるため、多くの外国人が居住している。わずか10年のうちに億万長者の数は3倍に急増した」としている。
また、ある会計士は、「台湾企業の納税額は現在、台湾GDPの2.7%を占めるに過ぎず、大陸部を大きく下回っており、香港の半分にも満たない。このほか、台湾では土地売買の際に所得税が免除されたり、2008年以降は財産相続税が50%から10%に引き下げられるなど、金持ちに有利な政策を出しているため、小さな台北市にこれだけ多くの億万長者が住んでいるのも理解できる」と分析している。(編集SN)
「人民網日本語版」2014年5月14日