2014年5月6日  
 

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ルイ・ヴィトン ハイエンド外食産業に進出 (2)

 2014年05月06日13:36
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 ▽専門家の見方:影響力を利用して利益の成長源を追求

 北京志起未来営銷諮詢集団の李志起董事長(会長)によると、「実際にはL・キャピタル・アジアによるこのたびの買収はLVMHブランド自身の行動ではない」のであり、同基金ではLVMHは発案者の役割を演じるに過ぎず、株式の10%前後を引き受けるだけだという。同ファンドにはLVMHの名前が出ており、まず外食産業やアパレル産業を含むアジアのファッションブランドを買収し、それからファンドのプラットフォームやブランドの影響力による介入を通じて、各ブランドの知名度を引き上げ、パッケージとして資本市場にうち出そうとしている。これは典型的な資金による操作の考え方だという。

 李董事長によると、これは実際にはLVMHブランドが利益源を拡大する方法の一つであり、ブランドの影響力を利用したインキュベーター(孵化)プロジェクトだという。LVMHは中核産業以外にも、ファンド方式によってさまざまな利益を追求し、より多くの利益成長源を見いだそうとしている。これはこの世界的大ブランドが好んで採用してきたやり方だという。

 国内のハイエンド外食産業が坂道を転げ落ちる中、同ファンドがハイエンド外食産業に手を出したのはなぜだろうか。李董事長によると、翡翠餐飲はすでに上場の条件を備えており、同ファンドが今回演じる役割はゴール直前でボールをけり込むようなものだ。翡翠餐飲は中国支店は多くないが、経営は順調だ。事業の位置づけが適切で、公費支出や会社の経費をあてにせず、ハイエンドの個人や家族をターゲットとしているからであり、中国ではこうした市場に一定の需要があるという。(編集KS)

 「人民網日本語版」2014年5月6日

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