日本経済の中国への依存度を再考する 商務部研究員 (4)
このため日本政府が中国に対する「経済制裁」を真剣に検討するなら、進退は窮まり、手の着けようがなくなる。反対に中国は手数が増え、展開の可能性が広がる。たとえば中国が日本製自動車部品の輸入を禁止すれば、中国にある日系自動車メーカーは独自ブランド車を製造せざるを得なくなり、中国国内で調達した部品を使用するようになるので、100%国産化が実現することになる。
(4)日本経済は「重病人」
もしも中国政府が日本に対する経済制裁措置を打ち出したとしても、巨大な日本経済が中国の制裁のために倒れるということはない。日本が倒れるとすれば、その主な理由は日本経済がかねてより「心臓病」を患い、早期の「ガン」にもかかっていることにある。中国の経済規模は日本に匹敵し、中国にはまだ日本と対決するだけの力はない。中国が制裁を実施したとしても、日本という巨象を押し倒すさまざまな要因の中の最後の1本のワラになるに過ぎない。(編集KS)
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「人民網日本語版」2012年11月9日