イベントデー乱造に冷や水 12月12日は不発 (3)
淘宝網は双12に向けた準備の中で、これまでのような店舗を自ら呼び込んだりふるいにかけたりするというやり方を改め、すべての店舗に条件なしでプラットフォームを開放したこれにより営業販売活動の主導権が店舗に渡ることになり、双12の淘宝網は中小店舗が活躍する舞台となった。ある統計によると、今年、双12のキャンペーンに参加した企業の9割は、星レベルやダイヤモンドレベルの高い評価を受ける中小店舗だったという。
淘宝網でビンテージショップ「円-能量舗子」を運営する湯思捷さんは今回、これまでの値引きによる販促キャンペーンではなく、価格交渉を採用したキャンペーンモデルをうち出した。このモデルでは店舗側と消費者側とのやりとりが増え、消費者が店舗を深く理解することにつながり、店舗が独自の営業販売モデルを通じて知名度アップをはかる上で有利だったという。
徐アナリストによると、ECサイトにとって、来る2013年は業界再編の年になる。成熟度の高いECサイトは価格競争も打ち出せるが、より重要なことは総合的なサービスを向上させ、消費者がよりよい消費体験をできるようにすることにあるという。(編集KS)
「人民網日本語版」2012年12月14日
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