不動産価格が急騰 中古物件が一晩で70万元上昇? (3)
有名な不動産評論家の李驍氏によると、中国共産党第18回全国代表大会(十八大)とその後開催された中央経済工作会議で強調されたように、政策の安定性を維持し、引き続きマクロ調整をしっかりと行い、公営住宅の建設を拡大することが方針であり、ここから短期的には調整政策が打ち切られる見通しは低く、需給関係が逆転する可能性も低く、不動産価格が持続的に上昇する土台は存在しないことがわかるという。
陳会長は、「今後5年で不動産価格は2倍になる」と予測し、次のように述べた。政策が現在の価格の動きを変えることができれば、過去10年間のような価格が10倍上昇するといった現象は起こらない。ただ政策は不動産価格の短期的な動きを変えられるだけであり、長期的な動きを変えることはできない。北京であれ、長江デルタ地域であれ、はたまた全国であれ、不動産価格の値上がり傾向は続いていく。
陳会長によると、中国は他国と異なり、分譲住宅市場が登場してからまた15年しか経っておらず、この間に都市建設が急速に発展したが、欧米に比べればまた一定の開きがある。先進国に追いつくにはなお30年がかかる。今言えることは、中国の不動産市場は黄金の時代が過ぎ去り、30年間のプラチナの時代が始まったところだということだ。(編集KS)
「人民網日本語版」2012年12月17日
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