石油製品値下げ 90号ガソリンで0.23元
国家発展改革委員会はこのほど通知を出し、今月27日午前0時から、ガソリンとディーゼルオイルの小売価格の上限を引き下げることを決定した。ガソリンは1トンあたり310元、ディーゼルオイルは同300元引き下げられ、90号ガソリンの1リットルあたり小売価格にして0.23元、0号ディーゼルオイルの同小売価格にして0.26元の値下げになる。また同委は同じ日に国内の石油製品価格形成メカニズムのさらなる改善に関する通知を通達し、石油製品の価格調整周期を短縮し、調整の前提となる国際市場での価格変動幅に関する制限を取り払い、調整の参考にする石油製品の種類を調整することを決定した。「人民日報」が伝えた。
同委の通知によると、3月中旬に米国で産出される原油ウェスト・テキサス・インターミディエイト(WTI)の先物取引価格が1バレル95ドルに値下がりし、英国のブレント原油(Brent)も同110ドルに値下がりした。今月26日、国際市場での3種類の原油価格の22営業日の平均下落幅が4%を超えたため、国内の価格形成メカニズムの規定に基づき、石油製品の価格を相応に引き下げることになったという。
石油製品価格形成メカニズムの改善の主な内容は、(1)石油製品の価格調整周期を現在の22営業日から10営業日に短縮する(2)国際市場での参考石油製品の平均価格変動幅が4%を超えたら国内価格を調整するとしているが、この4%という制限を取り払う(3)国内の石油製品価格調整の参考とする国際市場の原油の種類を適宜調整する、の3点だ。改善を経たメカニズムは市場化の方向へ向けて重要な一歩を踏み出すものであり、国際市場の変化をより敏感に反映するものになるとみられる。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年3月27日