ソニー 全役員が賞与返上へ
ソニーはこのほど、資金をめぐる苦しい状況を改善するため、平井一夫社長兼最高経営責任者(CEO)をはじめとする役員40人の今年度の賞与を全額返上することを明らかにした。取締役会はすでにこの決定を承認したという。新京報が伝えた。
今回の賞与返上の対象には、本社の全役員のほか、グループ会社の役員も含まれる。賞与返上の次は上層部の年収を30-50%カットする予定だ。
今年3月までの2012年度に、ソニーは最終的に4億1100万ドルの純利益を達成し、5年ぶりに赤字から黒字への転換を果たしたが、これはオフィスビルの売却と円安によるところが大きい。
5年ぶりの黒字とはいえ、ソニーは引き続き業務再編という大きな課題を抱えている。ソニーはさきに東京と米国・ニューヨークにあるオフィスビルを相次いで売却し、23億ドルの営業収入を得た。またソニーは世界全体で約1万人のリストラを敢行すること、グローバル本部を東京に戻すことを明らかにしている。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年5月3日