海外資金が日本へ急速流入 日経平均株価上昇
東京証券取引所が7日に発表したデータによると、海外の投資家による4月の購入額は2兆6800億円に上り、過去最高を更新した。これと同時に、日本の株式市場での取引額が世界の市場全体での取引額に占める割合が10年ぶりに記録を更新した。また同日には、日経平均株価が4年11カ月ぶりに1万4千円の大台を突破した。中国経済網が伝えた。
米国のブルームバーグが追跡モニタリングでまとめたデータによると、過去3カ月間、日経平均株価の累計上昇率は24.86%に達し、世界の株式市場約100カ所の中でトップだった。今年に入ってからの累計上昇率は58.03%に達する。この間に中国の株価の基準とされる上海証券取引所の総合指数は1.25%低下し、世界で業績の上がらない市場の一つになった。
国際取引所連合(WFE)と米トムソン・ロイターがまとめたデータによると、4月の世界の株式市場の中では、日本市場の取引額が占める割合が16%に達し、10年ぶりに記録を更新したという。
ブルームバーグのデータによると、過去3カ月の間、新興5カ国(BRICS。ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)の株式市場は全体として不調だった。株関連情報の専門サイト「www.stockq.org」が作成した過去3カ月間の世界株式市場下落幅ランキングによると、上位10カ国のうちBRICSが4つを占めた。ロシアのモスクワ証券取引所のRTS指数は過去3カ月で9%低下し、世界で最も業績の上がらない市場となった。中国の上海総合指数は過去3カ月で7.56%低下し、ロシアに続いた。ブラジルのサンパウロ証券取引所のボベスパ指数は過去3カ月で3.59%低下し、下落幅は世界6位。南アフリカ市場の指数は2.91%低下し、世界9位だった。
BRICSの中ではインドの株価指数だけが過去3カ月間に上昇し、ボンベイ証券取引所のSENSEX30指数は2.43%上昇したが、同期の米国・欧州市場の好調さには及ばなかった。米国のダウ平均株価は今年に入ってから累計14.90%上昇しており、今月7日の終値は1万5千ドルの大台を突破して、過去最高を更新した。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年5月10日