世界のベンチャー投資家、2割が中国市場に投資
米フォーブス誌はこのほど、2013年世界ベンチャーキャピタリストランキングを発表した。同ランキングからは、中国における科学技術イノベーションの影響を窺い知れる。世界トップ100のベンチャーキャピタリストを集めた同リストのうち、積極的な中国への投資家、または中国大陸で少なくとも1件の投資を行ったことのある投資家の数は17人に達した。米フォーブス誌の中国語版ウェブサイトが5月9日に掲載した記事を引用し、環球網が伝えた。
これに企業の中国市場戦略を管理するベンチャーキャピタリストを加えれば、上述の人数は19人に増える。この中には、アクセル・パートナーズのジム・ブレイヤー氏、クライナー・パーキンスのジョン・ドーア氏など、ベンチャーキャピタル界の有名人が含まれる。
同ランキングを地域市場別に見ると、中国は米国に次ぐ2位となった。中国はインドという、アジアで注目を集めるベンチャーキャピタル市場に大きな差をつけた。インドの同ランキングにおけるベンチャーキャピタリストは3人のみとなった。ランクインした100人のうち、約20%がこの二つの新興市場で投資を行っている。この2大アジアスタートアップ企業市場は近年、目覚ましい発展を実現している。
同ランキングのうち中国のスタートアップ企業に投資を行った投資家には、RREベンチャーズのジム・ロビンソン氏などが含まれる。また10人の積極的な中国市場のベンチャーキャピタリストは昨年もランクインしており、中国の影響力強化を下支えした。これらの中国市場のベンチャーキャピタリストは、投資会社の優れた業績によりランクインを果たした。
しかしベンチャー投資を獲得した多くの中国企業の時価総額が低下しており、2011−2012年のベンチャー投資事業がペースダウンした。中国市場で投資を行うベンチャーキャピタリストは、2014年同ランキングに入選するために、数多くの課題に直面するだろう。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年5月10日