観光産業でオンライン予約・決済に注目
ネットリサーチ企業の艾瑞諮詢集団(アイリサーチ)はこのほど、「中国オンライン旅行・レジャー市場研究報告書」(2011−2012年)を発表した。オンライン旅行とは、消費者がネットもしくは電話により旅行業者に連絡し、航空券・ホテル・レジャー商品などの旅行商品もしくはサービスの予約をし、オンラインもしくはオフラインで料金を支払う行為を指す。京華時報が伝えた。
統計データによると、2012年の中国オンライン旅行・レジャー市場の取引規模は、前年比54.8%増の211億9000万元に達した。うち、海外旅行細分化市場の取引規模は約79億9000万元に達し、同市場全体の37.7%を占め、国内中長距離ツアーや郊外ツアーを上回り、最大の比率となった。
伝統的な旅行会社の構造と異なり、海外旅行客は高い購買能力を持ち、海外ツアーのオンライン予約への許容度が高い。また海外ツアーの場合は、1人当たりの消費額が多めだ。2013年の海外旅行は、さらに成長が加速する見通しとなっている。
2012年、オンライン旅行・レジャー全体に個人旅行が占める比率は54.9%、団体ツアーが占める比率は45.1%に達し、個人旅行が高い成長率を記録した。これは市場の需要の細分化に伴い、団体ツアーが消費者の個性的なニーズを満たせなくなったためだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年5月20日