海外で不動産投資を行う中国企業
不動産開発企業の大連万達集団や上海緑地集団など、多くの中国の大企業が昨年、海外における不動産購入を開始した。海外シフトと不動産投資は、中国のビジネス界でブームを巻き起こしている。人民網が伝えた。
中国企業による海外の不動産購入は、実力の強化に伴い海外市場の開拓が必要となったためだ。また中国の不動産市場はハイリスクで、価格も高騰しているため、リスク分散のため海外投資が選択されている。国内の不動産価格の高騰、不動産購入抑制の強化といった影響を受け、投資家は海外に視線を転じている。
1、中国投資有限責任公司 8億ポンドでロンドンのオフィスビルを買収か
11月11日付英フィナンシャル・タイムズ紙によると、投資会社の中国投資有限責任公司はチズウィックパークの買収について、米国の私募ファンド「Blackstone」と単独交渉を実施した。チズウィックパークは、ロンドン西部に位置する、敷地面積が32エーカーに達する開発プロジェクトだ。消息筋によると、交渉は順調に進められており、11月末までに合意に至る見通しとなった。報道によると、双方の交渉中の価格は約8億ポンドに達する。