日本・大阪の世界初のカプセルホテルを訪ねる (2)

Capsule Inn Osaka 1階の外観。

　ホテル内では裸足で移動しなければならないため、入店するとまず靴を脱いで預けることになる。チェックイン手続きを済ませると、番号の書かれたキーとバスローブが手渡される。キーの番号は各自のロッカーやカプセルベッドの番号と対応している。バスローブに着替えると、利用者は一般にまず階下の浴場へ行って入浴する。浴場は一般客にも開放されているが、ホテル利用者は無料で利用可能で、露天風呂や大浴場、サウナルームなどがあり、また様々な入浴用品も揃っている。また有料だがマッサージサービスや食事なども利用可能だ。

　ホテル内の施設は豪華とは言えないが、清潔で便利だ。宿泊階にはホールや洗面エリア、宿泊エリアが設置され、ホールには自動販売機やマッサージチェア、テレビ、雑誌などが備え付けられている。洗面エリアには無料の洗面用品が置かれ、また宿泊階では無料のネット接続が利用可能で、コインランドリーや乾燥機も設置されている。3階から5階の宿泊階はそれぞれタイプが異なり、最も安い3階では1泊3100円（宿泊のみで浴場を使わない場合は2400円）と一般のホテルの半額程度で利用できる。4階は若干グレードが高く、カプセルベッドのスペースも広くて防音性も高く、価格は3300円。5階は個室で、シングルとダブル、トリプルルームに分かれ、4700円から9900円まで様々だ。