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水銀の輸出入・排出を制限 「水俣条約」1月に合意へ

 【神田明美】水銀による健康被害や環境汚染を防ぐため、各国間で制定準備が進められている新条約の概要が固まった。水銀の使用や輸出入、自然環境への排出の制限などが柱。輸出国である日本は余った水銀を国内で適正に管理・廃棄処分することが求められる。来月の国際会議で合意する見通しだ。

 水銀は自然界に広く存在し、化学工業の製造過程や工業製品などで使われる。人体に有害で、水俣病の原因物質として知られる。国連環境計画(UNEP)が2009年に包括的な規制のための条約制定をめざすことを決定。検討の場となる政府間交渉委員会には約120カ国が参加している。来年1月中旬の会合で内容を合意し、同年10月に熊本県で開かれる会議で正式に採択される予定。日本は条約名を「水俣条約」とするよう提案している。

 これまでに固まった条約案は(1)水銀の使用を禁止する製品と製造工程をリスト化(2)輸出入は使用が認められる製品や製造工程で使う場合などに限定(3)大気・水・土壌への排出削減(4)水銀を含む廃棄物の適切な管理(5)水銀鉱山の新規開発禁止??などが柱。使用禁止リストのたたき台には電池やせっけん、化粧品、殺虫剤、含有量が一定量を超える蛍光ランプが挙げられている。

 asahi.com 2012年12月25日

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