中国が2025年に世界一の肺がん大国に、主因は喫煙 (2)
◆喫煙、13種のがんの原因に
中国人男性の喫煙者は、主に25−44歳、45−64歳の年齢層に集中している。世界のある研究結果によると、10年間禁煙することで、肺がんの危険性は喫煙を続けた人の半分になる。中年になる前に禁煙すれば、喫煙によるがんの危険性を90%以上カットできる。喫煙者にとって、いかなる時の喫煙も遅すぎず、早ければ早いほど良い。
専門家は、「中国では現在、肺がんの発病率が毎年26.9%上昇しており、北京だけでも1974−2003年の間に、肺がんによる死亡者数が250%増となった。直ちに効果的な抑制措置を講じなければ、中国の肺がん患者数は2025年までに100万人に達し、世界一の肺がん大国になるだろう」と警鐘を鳴らした。
喫煙は肺がんの最大の原因で、現在の喫煙方式を変えず、禁煙運動を進めなければ、2025年に中国では毎年約200万人が、タバコに関する疾病により命を落とすことになる。今世紀中頃には、毎年300万人がタバコに関する疾病で命を落とすだろう。
専門家は、「喫煙により引き起こされることが確認されているがんには13種類があり、肺がん・喉頭がん・口腔がん・食道がん・胃がん・白血病・腎臓がん・膀胱がん・膵がん・乳がんなどが含まれる。受動喫煙により引き起こされるがんには、肺がんと白血病がある」と指摘した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年11月19日