嫦娥2号、地球から3500万キロの地点に到達
【中日対訳】 中国航天科技集団が2日に明らかにしたところによると、月探査衛星「嫦娥2号」はこのほど、地球から3500万キロ離れた地点に到達した。今年7月14日には地球からの距離が5千万キロに、2014年7月には1億キロに達する見込み。技術者の分析によると、嫦娥2号は最終的に地球からの距離が約3億キロの地点にまで到達可能だという。北京晨報が伝えた。
嫦娥2号は月探査プロジェクト2期の月面軟着陸任務に向けた技術検証および科学調査目標を達成した後、残った燃料を利用してラグランジュ点(L2点)に到達、さらに地球から700万キロ離れた小惑星をフライバイ(接近通過)するなど、様々な追加任務を実施し、中国初の惑星間を飛行する探査機となった。
嫦娥2号の今後の主な目標は、衛星搭載機器の寿命の検証、独自飛行能力、惑星間リモート観測制御の検証などとなる。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年6月3日