シェールガス開発、中国のエネルギー不足を解決
中華エネルギー基金委員会は16日にワシントンで、「中国エネルギー焦点:天然ガス2013」と題する報告を発表した。同報告によると、中国のシェールガスの埋蔵量は豊富であり、開発に成功した場合、中国は現在のエネルギー不足の局面を打破することになる。人民日報が伝えた。
同報告は中国エネルギー専門家の天然ガス発展の予想をまとめ、中国の天然ガスの消費・生産・輸入・価格などの問題について分析した。
同委員会の何志平秘書長は、「中国の非在来型天然ガスは依然として開始段階にあり、多くの課題を解決する必要がある。これには国有企業による川上の作業の独占、開発・掘削権の複雑な審査、ガス価格システム、電気料金などの要素が含まれる」と指摘した。
同報告によると、中国の天然ガスの消費量は2015年に2420億立方メートルに達するが、天然ガスが中国のエネルギー構造に占める比率が15%を上回る可能性は低く、石炭が依然として主要エネルギーになる。中国の非在来型天然ガスの生産量は、2030年に2400−2800億立方メートルというピーク値に達する。同報告は、国有企業が川上の天然ガス開発を主導する局面を変え、多くの市場競争者を受け入れることで、中国石油・ガス業界の長期的な発展を促すことが極めて重要だと主張した。また同報告は、中国の天然ガス価格改革は、電気料金改革と同時に推進すべきだとした。
同委員会は、国際連合経済社会理事会の特別諮問非政府組織で、世界のエネルギー協力と文化交流に尽力している。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年12月18日