呉宇森(ジョン・ウー)監督はこのほど、映画「太平輪(The Crossing)」の主なメンバーを引き連れてカンヌに姿を見せた。記者会見でソン・ヘギョがアジアで最も美しい女性スターだと賛美された時,章子怡(チャン・ツィイー)は表情を曇らせた。長澤まさみ(26)は「小さい頃から金城武が大好きだった」と発言して、満場の爆笑を誘った。ソン・ヘギョや黄暁明もからかいに加わり、金城武を慌てさせた。香港の明報が伝えた。
「太平輪」のストーリーでは時代を超えた3つの恋愛が描かれている。呉宇森監督と出演者たちは記者会見で撮影にまつわるエピソードを紹介した。章子怡と長澤まさみ、ソン・ヘギョの中日韓の美女3人はそれぞれの美しさを見せている。メディアの記者が黄暁明に「アジアで最も美しい女性スターのソン・ヘギョと恋人役を演じたが、どう感じたか?」と尋ねると、章子怡は気を悪くした様子を見せた。黄暁明は惜しみなくソン・ヘギョをほめ讃え、「彼女は本当に美しく、可愛らしい女性だ。私は子供の頃から彼女の演技を見て育ったとは言えないが、確かに私が演じる前に彼女はすでに人気を集めていた」と語った。
長澤まさみは撮影時に金城武にずいぶん助けてもらったと語った。「彼は私のアイドルで、小さい頃から大好きだった」と語って会場を沸かせ、金城武も堪えきれずに笑顔を見せ、ソン・ヘギョや黄暁明らも加わり、冗談のネタにした。ソン・ヘギョも笑いながら「私も小さい頃、金城武の演技を見るのが好きだった」と語った。
「太平輪」は呉宇森監督にとって特別な意義がある。クランクイン前に大病を患ったためだ。「2年前、リンパ癌だと診断された。その夜、私はできのよくない映画を見て、自分の生涯でまだ素晴らしい作品を撮影していないと感じた。もし私が死んだら、この残念な気持ちもそのままともなっていくのだろうか。後に医師に病気を治療してもらい、再び仕事できるようになった。自分にとっては、仕事こそ命だ。また私の願いをかなえるよい映画を撮影するチャンスを手にしたと感じた」。 (編集YH)
「人民網日本語版」2014年5月20日