2014年6月17日  
 

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中国製造業、「作業ロボット」時代に突入 (2)

人民網日本語版 2014年06月17日08:14
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統計データによると、世界における中国のロボット製造シェアはまだ低いレベルにある。中国国際貿易学会の名誉会長を務める、元対外貿易経済部副部長の沈覚人氏は、「江蘇省や浙江省のメーカーの中には、作業ロボットによる代行生産という道を選ぶ工場が多い。これは、コスト高などの構造的問題を解決する上で効果があり、生産プロセスにさまざまな革新的要素を取り入れることにも有益に働く。だが、日本や韓国と比べ、中国製造業におけるロボットの稼働密度はかなり低く、その差は依然大きいことは、しっかり認識しておかなくてはならない」との見方を示した。

IFRの統計データによると、2012年、中国製造業における作業ロボット稼働密度は1万人あたりわずか23台、韓国は1万人あたり396台だった。

中国の四大ロボットメーカーの市場シェアは、計5%にとどまっている。統計データによると、産業用ロボットの生産で世界をリードしているのは、やはり日本で、中国で稼働している作業ロボットの約5割は、日本の主要メーカー6社の製品が占めている。

中国の「ロボット製造」をめぐる巨大な潜在力は、統計データからも読み取れる。英フィナンシャル?タイムズ紙のデータによると、2008年から2013年までの中国の産業用ロボット輸入量増加幅は、平均36%に達した。同紙は、「世界の産業用ロボット業の発展は、まさに黄金期に差し掛かっている。中国は、成長スピードが最も速いロボット市場となった。中国のロボット市場規模は、数年後には、世界第2位や第3位の市場と大きな差をつけると予想される」と指摘。上海巨石投資管理有限公司の統計データからも、中国の「ロボット製造業」の見通しの明るさがうかがえる。同社データによると、2013年上半期、ロボット市場と自動化装備市場のニーズは引き続き上昇しており、製品に対するニーズも、大型化、一体化、集成化、デジタル化などの特徴が表れている。業界ソリューションなど細分化された中身を備えているかどうかが、市場で機先を制し、先行チャンスを得る鍵を握っている。(編集KM)

「人民網日本語版」2014年6月16日


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