工業情報化部が中心になって構築した「食品工業企業品質安全遡及プラットフォーム」が14日、正式に開通した。乳幼児向け粉ミルクメーカー6社、白酒(中国の焼酎)メーカー2社、内蒙古(モンゴル)自治区錫林郭勒盟の食肉が先行テスト企業・製品に指定され、このトレーサビリティシステムに組み込まれることになった。
同プラットフォーム開通後、これまで企業が個別に構築していたトレーサビリティシステムが国のプラットフォームと連携するようになり、消費者は製品の二次元バーコードをスマートフォンで読みとれば、またはプラットフォームのサイトで製品のコード番号を打ち込めば、生産、検査、監督管理、消費の全プロセスを遡及することができるようになった。乳幼児用粉ミルクについては、生産、流通、販売のプロセスを追求できるだけでなく、原料がどこの牧場から来たのか、どの企業のどの工場で生産されたのかなどを追求することができ、消費者が安心して製品を購入するためのよりどころを提供している。
同部の朱宏任工程師(エンジニア)によると、2014年末には、国内の乳幼児向け調整粉ミルクの全メーカーがこのシステムに組み込まれ、企業が公開すべきすべての情報や製品の生産、流通、使用といった産業チェーンの全プロセスの情報が、その場で即時に追跡・総括・分類利用できるようになるという。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年6月15日