・中国の価格、独仏より割安
中英の高速鉄道の協力に関する交渉は、3年前に遡る。時の温家宝総理は2011年6月に訪英し、英国2本目の高速鉄道の建設に参与したいと表明した。中英の高速鉄道の協力はその後、海外の注目を集めるようになった。
キャメロン首相が昨年訪中した際に、李総理はその共同記者会見で、中国がHS2に投資する可能性があると発言した。
中英の高速鉄道の協力については、詳細な内容が明かされていない。英国メディアのこれまでの報道によると、英国の高官は以前、鉄度の建設段階に海外による直接投資を導入しないと表明した。これはつまり、中国がHS2の運営権の入札に参加するか、沿線の関連プロジェクト(駅周辺の開発プロジェクトなど)に投資する可能性を意味する。
中国の元駐スウェーデン大使の陳明明氏は本紙に対して、「欧州の多くの鉄道は老朽化しており、設備の更新が必要だ。フランスやドイツを除く国は、中国よりも立ち遅れている。欧州への高速鉄道設備の輸出は、中国の重要な戦略だ。欧州において、ドイツやフランスは中国の高速鉄道のライバルになる。しかしこの両国は資金調達能力の面で中国に劣り、設備も中国製より割高だ」と分析した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年6月20日