2014年6月25日  
 

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中国製品の生産コスト、人件費高騰で米国に肉薄

人民網日本語版 2014年06月25日15:03

米ボストン・コンサルティングが25の国と地域で実施した調査によると、中国製品は安価という「王座」を明け渡した。同社の関係者は、「中国の実質的な生産コストは、すでに米国に肉薄している」と指摘した。調査によると、生産コストが最も低い国は、インドネシアであるという。米Newsday(オンライン版)の23日の記事を引用し、環球時報が伝えた。

同社は世界の製造業の輸出額の90%を占める、25の輸出大国(地域)の生産コストを調べ、「世界製造業コスト競争力指数」を作成した。上述した関係者は、「人件費、エネルギー、生産効率、為替相場といったコスト要因を加味した結果、低コストと思われていたブラジルが、世界で生産コストが最も高い国の1つであった。メキシコのコストは中国を下回り、中国は米国に肉薄している。英国は西欧の低コスト国だ」と語った。

調査によると、生産コストが低い国は、インドネシア、インド、メキシコ、タイ、中国大陸の順序となり、その後に中国台湾と米国が続いた。コストが高い国は、オーストラリア、スイス、ブラジル、フランス、イタリア、ベルギーの順となり、米国を20−30%上回った。同氏は、「中国と米国の生産コストが肉薄している主因は、中国の人件費の高騰だ。米国は生産効率が高く、エネルギーも安価だ。この調査結果が、各国の政府と企業の参考になればと思う。多くの企業と生産ラインにとって、製品の質、知的財産権、長すぎるサプライチェーンといった要因を加味した場合、中国で節約できる生産コストは微々たるものだ」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2014年6月25日

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