中国南車株式有限公司は24日、マケドニアの首都スコピエとの間で、内燃機関と高速列車のユニット6編成の売買契約に調印した。契約に基づき、同公司傘下の一級子会社である南車株洲電力機車有限公司がこのプロジェクトを担当し、契約が定める期限内に関連の製品やサービスをマケドニアに提供することになる。中国の高速列車ユニットが完成車両として欧州市場に輸出されるのは今回が初めてだ。南車株洲が同日明らかにした。
南車株洲の謝紅兵設計士によると、マケドニア向けに研究開発した高速列車ユニットは標準軌が採用され、最高速度は時速140キロメートル、設計寿命は30年。車両はマケドニアの国家基準を踏まえて研究開発しており、マケドニアのためにオーダーメードで製造した新しい高速列車車両だ。
中国の都市鉄道車両は世界市場の注目を集め、歓迎されるようになっており、欧州でも一連の完成車両の契約を受注した。だがこれまで中国から欧州市場へ輸出されたのは機関車と低規格の車両ばかりで、高速列車の完成車両が欧州市場に輸出されるのは今回が初めてのケースだ。ここから中国最高レベルの都市鉄道設備が欧州市場に認められたことがうかがえる。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年6月25日