フォーブス中国語版は7日、「2014年中国上場企業CEO報酬ランキング」を発表し、昨年のA株・H株上場企業(中国企業)のCEOの報酬についてまとめた。コンテナ製造最大手の中国国際海運集裝箱集団の麦伯良総裁は年収870万元(約1億4270万円)で、A株上場企業のトップとなった。レノボ・グループの楊元慶CEOは年収1億3000万元(約21億3千万円)で、H株上場企業、および全体のトップに輝いた。京華時報が伝えた。
同ランキングのCEOとは、CEO、総裁、総経理、銀行頭取などの総称だ。ランキングによると、2013年のA株上場企業のうち、363人のCEOの年収が100万元を上回った。H株上場企業のこの人数は227人のみだった。
H株上場企業の年収が100万元を上回ったCEOは少なかったが、その平均年収は549万元(約9千万円)と、A株の2.9倍に達した。フォーブスは、「A株と比べ、H株上場企業の報酬構造は柔軟性が高い」と指摘した。
楊CEOが1億3000万元の年収で、中国上場企業のCEOのトップになった。具体的に見ていくと、株による報酬は7711万元(約12億6000万円)で、賞与、配当金、退職年金計画、その他の福利厚生が5312万元(約8億7100万円)となった。
入選したCEOのうち最年少となったのは、優源控股の柯吉熊総裁、世紀華通の王一鋒総経理の二人だ。両氏はいずれも30歳で、年収は前者が103万元(約1670万円)、後者が100万元(約1640万円)となった。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年7月10日