中国初のモノのインターネット用OS「MICO」が22日に発表された。MICOはハード製造メーカー、家電メーカー、ITハード創業者に新たなモノのインターネットプランを提供する。MICOを使用することにより、革新プロジェクトの開発時間を短縮し、より信頼性の高いクラウドサービスを利用できるようになる。これにはアリババ・グループが提供する技術・販売プラットフォーム「阿里物聯プラットフォーム」が含まれる。光明網が伝えた。
阿里物聯プラットフォームは、アリババが6月に発表したスマートクラウドプロジェクトだ。アリババは新型スマート端末が直面している問題を見据え、ネット通販サイト、通信プラットフォーム、データプラットフォーム、ネットワークプラットフォーム、クラウドコンピューティングプラットフォームなどの資源を統合し、創業者に技術・プラン・販売のサービス能力を提供した。
上海慶科情報技術有限公司は、同プラットフォームを初めて採用した提携先の一つだ。同社は、「同プラットフォームの採用後、当社の顧客はクラウドサービスの手配をスムーズに完了し、アリババのデータ・通信などのサポートを受けられるようになった」と表明した。
同社が正式発表したMICOは、中国初のモノのインターネットに特化したOSだ。MICOにはチップ、Wi-Fi、周波数技術、セキュリティ、応用枠組みなどの技術モジュールが含まれる。また阿里物聯プラットフォーム、モバイルアプリサポート、生産・試験などの一連のソリューションプランとSDKを提供する。これにより創業者は創業時の手間を省くことができ、製品のネット化・スマート化・量産化を実現できる。
MICOはMCUに基づくリアルタイムのモノのインターネット用OSで、中国初のモノのインターネット用OSだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年7月23日