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台湾機墜落事故 生存者の証言「機体の穴から死に物狂いで脱出」

人民網日本語版 2014年07月24日14:12

「航空機が爆発した!一刻も早く救助を!」――。台湾「労働部」高屏澎東分署澎湖就業サービスステーション職員の洪郁婷さん(女性)は、機体に開いた穴から最初に脱出し、数十メートル先にある西渓村の民家に飛び込み、民家の電話を借りて自宅に電話し、家族に助けを求めた。台湾・中時電子報が伝えた。

西渓村から200メートル離れた紅羅村に住む洪さんの父親は、洪さんからの電話を受け、娘を救うため事故現場の西渓村56号に駆けつけた。また、洪さんの父親は、機体の穴から男性乗客を救助した。その後救急車が駆けつけ、洪さんら生存者を病院に搬送した。

洪さんの父親によると、洪さんは事故当時の様子を次のように述懐した。

機長から「間もなく馬公空港に着陸します」というアナウンスがあった後しばらくして、不時着したような爆発音が鳴り響いた。前から12列目、主翼付近の座席に座っていた私は、前の座席に激しく押し付けられた。何とか体勢を建て直し、シートベルトをはずした。機体に穴が開き、その穴から地面が見えた。

手脚や背中に火傷を負った洪さんは、死にもの狂いで機体の穴から脱出し、最も近くにあった西渓村の民家に飛び込み、電話を借りて両親に電話をかけ、助けを求めた。

空港のすぐ近くに住み、毎日離発着する飛行機を眺めて暮らしている洪さんの父親は、「事故機がルートから外れていたことは極めて明らかだ。200メートル西にある滑走路に向かって進むべきなのに、かなり東側を飛んでいたことになる」と話した。

洪さんの父親は、「事故当日の午後7時10分過ぎ、馬公は大雨と大風に見舞われ、時折落雷もあった。村民たちは、事故機の爆発音について、最初は落雷だと思っていたが、その後航空機が墜落して爆発炎上したのだと気づいた。とてつもなく大きな火の玉が湧き上がり、あたり一面には強いガソリン臭が立ち込めた」と続けた。

別の目撃者によると、事故機は急降下して西渓村に墜落、2戸の民家が被害に遭い、5人の村民が火傷を負ったという。(編集KM)

「人民網日本語版」2014年7月24日

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