2014年7月31日  
 

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危機のマック 国内サプライヤーとの提携を進める

人民網日本語版 2014年07月31日08:28

海外のファーストフード大手がサプライヤーの提供する食品の安全性をめぐって苦境に立たされたが、目下直面している状況は対照的だ。マクドナルドの多くの店舗では、29日に限られたメニューしか提供できないことを謝罪するお知らせが掲示された。食品の棚は空っぽで、いつもはカウンターにある色とりどりのメニューボードが、今ではポテト、コーヒー、コールドドリンクが黒白で印刷された紙に代わっている。先週土曜日から、中国各地のマクドナルド店舗では、肉を使用する商品が相次いで品切れになっており、マクドナルドは供給元を国内の大手サプライヤーとの取引に切り替える可能性がある。もう一つの大手ケンタッキーは、速やかに原料サプライヤーを変更したため、通常通りの営業ができている。「北京商報」が伝えた。

昼飯時に北京のマクドナルド地壇西門店をのぞいてみたところ、最も一般的なメニューのハンバーガー類、辛み手羽先チキン、風味チキンなどがことごとく販売を停止し、買えるのはフィレオフィッシュだけだった。いつもはカウンター前に注文待ちのにぎやかな列ができるが、今は数人の客がマックサンデー、コーヒーなどの飲み物、ポテトやパイなどのフードを注文する姿がまばらにみられるだけだ。普段であればカウンターには4-5人の店員がいるが、今は一人で応対していた。

別の店舗も似たような状況で、多くの店舗ではわずかに残っていたフィレオフィッシュさえも品切れになっている。いつも通りに提供できるのは、ポテト、アイスクリーム、コーヒー、サラダくらいで、客足は激減した。店内で飲食していた消費者を取材してみたところ、「食品の安全性に問題が起きたので、これからはマックを食べる機会はなるべく少なくする」という声が返ってきた。

一方、ケンタッキーには品切れの状況は起きていない。店舗にはお知らせの張り紙があり、上海福喜食品との関係を説明しているが、原料サプライヤーを迅速に切り替えたため、商品は通常通り販売できており、問題発生以前に比べて客足に大きな変化はみられない。


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