世界中で流行している「アイス・バケツ・チャレンジ」の募金総額が8月29日時点で累計1億ドルを突破した。活動の発起側である「ALS(筋萎縮性側索硬化症)協会」によると、政界やビジネス界の有名人、芸能人から一般人にいたる多くの人が参加した募金活動は開始から1カ月で募金総額が前年同時期の280万ドルを大きく上回った。これらの募金はALSの治療法研究に用いられる。北京晩報が伝えた。
同活動は「人気取り」、「水の浪費」といった論争も呼んでいる。一部の地域では「パクリ」版も登場し、例えばパキスタンでは「ガレキ・バケツ・チャレンジ」 (Rubble Bucket Challenge) は、ガザ地区の人道主義の危機に対する国際社会の関心を呼びかけている。インドの「ライス・バケツ・チャレンジ」(Rice Bucket Challenge)は貧困者の生活支援を訴え、米国で旱魃が深刻なカリフォルニア州では水の無駄遣いを批判する「土砂バケツ・チャレンジ」(Mud Bucket Challenge)が行なわれた。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年9月2日