国家対外文化貿易基地(北京)と北京天竺総合保税区文化保税パークの開園イベントが、25日に北京市で行われた。「新京報」が伝えた。
イベントでは、保税区商品取引サービスセンターの建設が着工した。2016年に完成の見込みで、完成すれば保税パーク全体の機能として、宝石貿易、美術品貿易、映画・テレビ貿易、デザイン貿易、倉庫貯蔵・物流という5つのサービスシステムを備えるようになり、建築面積は45万平方メートルに達する予定だ。
芸術品貿易エリアでは、100人を超える画家の作品1千点以上やその他の美術品を取り扱う。ここで働く人によると、こうした美術品は海外からきたものがほとんで、過去の慣例では、美術品が税関を通過する際には、取引のあるなしに関わらず、すべての関税を一回で納入しなければならない。一方、保税パーク内では現在、取引があった場合のみ税金を納めればよいことになっている。
映画・テレビ貿易センターのプロジェクトマネージャーによると、国内の映画・テレビ作品の撮影で使用する多くの設備や制作をめぐって、サービスを輸入しなければならず、その価格は非常に高額で、映画・テレビ会社のコストを大幅に増大させてきた。保税パークが設立されると、作品作りのための設備は税関を通過すれば、税金を免除された状態で国内の文化芸術活動へ貸出することが可能になり、何度かに分けて減価償却することが可能になる。
現在、北京工美集団、英国のチェロゾーン社など50あまりの企業が、文化保税パークへの入居を決めている。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年8月26日