2014年8月7日  立秋
 

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<北京のお気に入り> 言葉より早く国境を越えた将棋-AKB48作曲家

人民網日本語版 2014年08月06日14:57

北京では街角や公園、市場などでギャラリーが取り囲む中、将棋を指している老人の姿をよく見かける。地下鉄1号線大望路駅から徒歩で北上すること約15分、朝陽路と西大望路の交差点にかかる歩道橋下の道路脇でも、炎天下にもかかわらず、真剣に将棋を指す老人たちがいた。

椅子の上に貼り付けたお手製の板の上に、日本の将棋よりもずっと大振りなプラスチック製のコマが置かれている。老人たちは、無言のままある一定のテンポで大きな音をたててコマを板に打ち付ける。それを眺めるギャラリーの中に、1人の日本人の青年がいる。その顔には、楽しそうな、愉快そうな、なんとも言えない柔らかい表情が浮かんでいる――。

中国将棋を「北京のお気に入り」として推薦してくれたのは、160万枚のミリオンヒットとなったAKB48の「風は吹いている」の楽曲をはじめ、数多くのゲーム・アニメの主題歌・挿入曲などを手掛けてきた河原嶺旭さん(25)。実は、昨年10月18日の誕生日に日本を離れ、北京で住み始めた。

―― 北京に来た当初、話す相手もいないので、まずは何をやろうかと考えたときに、だったらまずは中国人とコミュニケーションを取ろうと思い立ちました。とは言っても、当時は中国語が全くわかりませんでした。ただ僕が住んでいる家の近くで、自転車修理工のおじさんが毎日朝7時から夜6時までずっと将棋を指してたんです。

僕は小学生の頃から将棋を好きでやっていたので、しばらくは中国将棋のアプリで研究したり、おじさんが打っているのを黙って見ていました。そして、ある日なんとか頑張って、将棋を一緒にやりたいということを筆談で伝えました。すると、おじさんは、いいよという感じで、何も言わずに相手をしてくれて。

これが、初めて中国人の人と一緒に何かをした経験だったので、すごく印象に残ってます。その後、初めて将棋に勝ってからは、おじさんが僕を見かけると必ず挨拶をしてくれるようになったのも、仲間として認めてもらえたようですごく嬉しかったです。やっぱり将棋や音楽といった文化は、言葉よりも早く国境を越えることができる素晴らしいツールだと実感しました。


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