生徒が新たな学習生活を気持よく迎えられるようにするため、多くの学校と家庭は楽しく有意義な新学期のムードを演出している。これは海外の学校も例外ではない。
例えばドイツの街頭では、毎年新学期初日になると、色紙で作ったスクールコーンを持ち、鞄を背負った子供たちの姿を見ることができる。コーンのサイズは大小さまざまで、ミッキーマウス、ドナルドダック、ライオンキングなどのキャラクターが描かれている。新学期初日になると、保護者は子供にスクールコーンを与える。クラス分けが終わると、子供たちはコーンの中身を確認できる。一般的にはキャンディーの他に、色鉛筆、鉛筆削り、玩具など、子供の喜ぶものが入っている。
米国の多くの小学校では、担任教師が新学期初日に教室の入口に立ち、新入生一人ひとりと丁寧に親しみを込めて握手をし、生徒を決めておいた席に案内する。この出迎えだけでも30分以上の時間をかけ、生徒個人に対する尊重を十分に示す。
フランスの小中学校の秋の新学期は、9月の第1火曜日だ。保護者は新学期を重視し、子供を連れて学校に行くことが多い。フランスの大企業は、入学する子供のいる保護者に1日の休暇を与える。保護者は子供を連れて、文房具を購入に行ける。全球華語広播網のフランス特派員の魏偉瓊氏は、「新学期当日、フランスの学校は盛大な始業式を開く。生徒は先生と同級生の顔、教室の場所、校則を覚えるだけでよく、リラックスした雰囲気だ」と語った。
韓国の学校も前期と後期に分かれているが、中国とは異なり前期が3月に、後期が9月に始まる。9月の新学期には、それほど大きな活動が催されない。生徒は3月に進級する。新入生は先輩の心がこもった「キャンパスガイド」を受けられる。新学期開始後のさまざまな団体活動も、新入生が新たな環境に溶け込み、新しい友達を作る一助になる。
「チャイナネット」 2014年9月4日