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ノーベル賞から見る日本の科学研究の利点と問題点 (2)

中国メディアが見る日本

人民網日本語版 2014年10月13日15:42

だが、日本は2008年まで16人だったノーベル賞受賞が、その後たった6年で22人にまで増えており、平均すると毎年1人のノーベル賞学者を輩出していることになる。周知の通り、この6年間は日本にとってみれば、政治は空前の大混乱に陥り、経済大国の座から滑り落ち、中国に逆転を許した暗澹たる時期であった。この大きなギャップの背景もまた十分に探ってみる価値があるだろう。

ある研究が発表されてからノーベル賞を受賞するまで、通常数十年、あるいはそれ以上の歳月をかけ検証が行われる。日本がノーベル賞を立て続けに受賞できたのは、過去数十年の間に日本が科学研究に力を注ぎ、長期的に蓄積を続けてきた結果であろう。しかし近年、今回のノーベル物理学賞受賞者である中村修二氏を含む日本の優秀な科学者が米国に渡ったり、ノーベル賞候補のプロジェクトがスキャンダルになるなど、日本の科学研究メカニズムに不備があることもまた明らかになっている。この先20年間も、日本はノーベル賞という競争の中で前を走ることができるのだろうか。

中国の科学者のノーベル賞受賞にはまだ時間を必要とするが、日本の科学研究の利点と問題点を教訓にしていかなければならない。(編集IM)

「人民網日本語版」2014年10月13日


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コメント

最新コメント

人民網ファン   2014-11-10182.249.245.*
一昔前、日本でノーベル賞科学部門の受賞出身校といえば、京都大学と決まっていたが・・・最近は、日本全国各地の国立大学、企業出身者に分散するようになった。この変化には、戦後世代の日本国民当人も、非情な驚きをもって眺めている。もはや科学面でも、戦後の時代は過ぎ去り、グローバルなんだなと認識した。特に、今年の青色LEDは、基礎理論面、実用技術面の両面で結実した内容であった。本文の内容にありますように、大学のみの優劣性は、もはや意味をなさなくなっている。また古来からの科学研究の本質とはこのようなことだったなと認識した。(エジソンの電球しかり、レントゲン撮影しかり、ニュートンしかりである。)青色LEDの眩い輝きと、その耐久性、美しさを眺めるにつけ・・・ああ、これがエジソンの電球を超越し、未来に向かう光なんだなと感動した。全人類に貢献したものであれば、研究者の国籍、学籍など霞んでしまう。そのような気持ちで、今年も青色に眩く輝くクリスマスイルミネーションを見れるのは同じ人間として、人類として誇らしいことである。